管理職の悩み: PMPが考える嫌な部下(お局様)との向き合い方
こんにちは、やつてらレンです。働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
パパとして子育てをしている方は、職場では中堅社員~管理職として忙しくされている方が多いのではないでしょうか。ひょっとしたら、経営者として活躍されている方もいらっしゃるのかもしれません。
そこで今日は趣向を変えて、キャリアについて少し書いてみようと思います。僕はPMP(Project Management Professional)を保有していることもあり、マネージャーを務めたり、PMOとして管理職に助言することが多いのですが、その中で、扱いが難しい「嫌な部下」についての対応も管理事象として発生することがあります。「嫌な部下」にも様々なタイプの方がいると思いますが、僕がマネージャーとして一番、難しいと感じるのが社歴の長いお局様だと感じています。
そこで今回は、どういう方が、お局様と呼ばれることになりがちなのか、また、部下に持った場合の対応方法について、僕の知見をご紹介したいと思います。
お局様の性質は「ゼークトの組織論」で概ね説明できる
俗に「ゼークトの組織論」と呼ばれる「将校の4分類」についての理論をご存じでしょうか? これは、第二次世界大戦前のドイツの軍人である、クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルトが副官に述べた言葉として新聞に掲載された文章が元になっている理論です。
※日本では同時期のドイツの軍人である、ハンス・フォン・ゼークトが提唱した理論であるとの説明の上、「ゼークトの組織論」として、紹介されることが多いですが、前述の通り、実際の提唱者はハンマーシュタイン=エクヴォルトなので、海外では「ゼークトの組織論」では通じません。
この理論は非常にシンプルで、有能⇔無能、勤勉⇔怠け者の2つの対立軸をおいて人材を4タイプに分けています。
有能で勤勉な人
ハンマーシュタイン=エクヴォルトは「参謀本部に必要」と表現している人材です。ここで重要なのは、指揮官ではなく、参謀本部です。つまり、リーダーではなく、リーダーを支える人材とすべきである、と述べています。一般的な感覚だと、有能で勤勉な人こそ、リーダーにするべきだと感じますが、そうではない点が注目に値します。
これには2つの理由があると考えられています。第一に、複数のリーダーに対する助言者とすることで、特定の課題にコミットするリーダーよりも広い領域において、その能力を発揮してもらえる。第二に、有能で勤勉な人だと自分で全部できてしまうので、人材の育成(部下の育成)がうまくいかないことがある、という懸念です。
有能で怠惰な人
このタイプこそ「トップのリーダーとして仕事をする資格がある」とハンマーシュタイン=エクヴォルトは述べています。リーダーとして最適な理由としては、自身ですべてを行おうという志向を持つわけではなく、メンバーの長所短所を見抜き、適材適所に配置する、つまり、マネジメント志向が元より強いと考えられるからです。もちろん、部下育成についても、高い成果を上げることが期待できます。
また、効率的にミッションをこなすことにフォーカスをあて、しかも、有能ですので、実際に成果を上げます。一方で、余計なことをしない、つまり、業務効率化しつつベネフィットを高めることが得意であることが多いです。
無能で怠惰な人
マニュアル通りにやってくれ、と言われると、実際にマニュアル通りやってくれる人たちです。ハンマーシュタイン=エクヴォルトは「決まりきった仕事に向いている」と述べています。マニュアル人間というと、融通が利かないなどネガティブなイメージもありますが、組織において、大きな付加価値をつけてくれるわけではないものの、余計なことをもしない方は、一定数、必要な戦力です。特に経理など、いかに規定通り正しく行うかが大事な業務において、このタイプの方を配置するのが最適のように思われます。
無能で勤勉な人
ハンマーシュタイン=エクヴォルトが「用心しなきゃならん」「どう転んでも災いしか引き起こさない」と、もっとも低い評価を与えたのが、無能で勤勉な方です。マニュアル通りで良いと伝えたのに、マニュアルの内容に反した行動をしてしまい、段取りが狂ってしまうなど、一言でいえば、余計なことをする人です。
勤勉なので、一定の知識があり、その知識を使ってうまく業務を改善したいという意欲もある。ただ、一生懸命働いているものの、結果が伴わないか、むしろ組織の邪魔をしている。さらに社歴も周りより長く知見があるとして、年長者として上長や同僚に反論や、後輩にも余計なアドバイスを行って周囲を疲れさせたり、まわりの関係者と軋轢を生んでしまうこともしばしば。最終的に、余計なことが起きないように「腫物扱い」される。このように見ていくと「嫌な部下」なお局様は、無能で勤勉な人の典型パターンであることがしばしば見受けられます。
お局様・お局様予備軍と周りが感じる女性の特徴
お局様はゼークトの組織論でいえば「無能で勤勉な人」だとお伝えしましたが、僕の感覚だけでいえば文字通り「勤勉で無能な人」は、加齢とともに、自分の才覚を理解するのか、徐々に「無能で怠惰な人」になっていくことが多いので、実のところ、それほど、厄介なお局様にはならないように感じています。
では、どのような方が、お局様になるかというと、「組織の評価はそれほど高くないが、自身では勤勉・優秀だと思っており、その格差が大きい人」です。例えば、「管理職になりたくない」と同僚を前に口にすることに躊躇がない中堅~ベテラン女性は、お局様、お局様予備軍である可能性が高いと僕は感じています。僕が見てきた中でも、周りにお局様と思われている方が、「管理職になりたくない」と口にしている例を複数見てきました。
実態として、組織が管理職にしていないにも関わらず、本人は管理職になれる能力がある、管理職と同等に振舞えると思っている、このギャップがお局様の“お局様的な行動”、例えば、求められていない行動(判断)を行ったり、必要とされていない助言の源泉のように思います。さらに、管理職になりたい願望が強く、しかも、自分が出世できなかったのは女性だったからだ、と考えている場合、うまく行っている人の足を引っ張るような行動をする、こじらせ系お局様になることもあり得ます。
個人的には、若いころは優秀な人材として評価されていた方が、ある業務のスペシャリストとなり一定の社内評価を受けつつも、社会的な要請も含む上層部や周りの変化には気付けず、社内における、ある業務の第一人者と認識されつつ、同時に、コミュニケーションにおいて難のあるお局様して扱われる例は、本当にもったいないと感じます。
これもまた個人的な意見ですが、“女性に対するハラスメント”と指摘されるのを恐れて、男性部下相手に1on1などでは割とストレートにネガティブフィードバックができるのに、女性の部下に対しては、歯切れが悪くなる男性管理職が少なくなく、それがお局様を生み出す下地になっている可能性もあります。今後、女性の管理職登用が進む中で変わっていくかもしれません。
対処法は「ディルバートの法則」の推し進め
さて、すこし脱線していまいましたが、話を戻し、僕の考える対処法についてもご説明します。
有名な「ピーターの法則」では、組織の人間は能力不足のポジションに昇進してしまうとされますが、お局様の場合は、その亜種の「ディルバートの法則」を用いた対応が良いように思います。
ディルバートの法則とは、アメリカの新聞漫画『ディルバート』の中で主要キャラクターの一人が口にした「リーダーシップとは、生産的流れから間抜けを取り除く自然の摂理である」というセリフに端を発したもので、無能な人間を「害を減らすためにあえて管理職など特別なポジションに昇進・配置換えを行う」ことで全体の生産性が上がるという理論です。
具体的には規定のスピードで組み立てができず、製造ラインを度々止めてしまう“問題のある作業員”に「彼に相応しい特別な役割」として、例えば在庫管理の仕事を任せることで、製造ラインは既定のスピードで回るようになり、結果として作業効率を上げるような例が挙げられるでしょうか。
もう少し汎用的な表現をすれば、組織内で実力が乏しく引っ掻き回す人物を、直接的な業務から離し、意思決定に関わらせないポジションに移すことで、被害を最小限にするというわけです。これが、まさに「嫌な部下」を処理する際に有効な視点だと思います。
これを応用する形で、お局様が「無能で勤勉」なタイプの場合、僕が採用する対処法は、ディルバートの法則を意識して彼女のポジションを検討することです。具体的には、彼女に直接的かつ、他の関係者と密な調整が必要となる業務を任せるのではなく、あまり職責が大きいわけではないものの、ユニークな役割を与え、本人のプライドを上手くくすぐりながら、間接的な関与にとどめるのが得策です。もちろん、これは慎重に行う必要があります。彼女が「自分が価値を不当に低く見られている」と感じないように、もっといえば彼女の自尊心を満たすように配慮しつつ、新たな役割を与えることで、周囲との摩擦を減らすのです。
まとめ
「嫌な部下」に対する悩みは、リーダーシップを発揮するうえで避けられない課題ですが、ゼークトの組織論でその部下の特徴を把握し、ディルバートの法則を用いることで、適切な対処が可能です。いずれにせよ、無理に彼女を変えようとするのではなく、組織全体にとって最適な解決策を考えることが、成功への鍵です。
よく考えると、お局様という「レッテル」も、あえて特別な呼称をつけて、“通常と異なる人材”であると、まわりに共有する意味があるかと思います。対応する側も、そういった覚悟が必要なのかもしれません。
部下や同僚との関係に悩んでいる方は、ぜひこれらの理論を参考にしてみてください。
赤ちゃんと家族を守る!子供のいる家庭での防災対策
こんにちは、やつてらレンです。働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
「南海トラフ地震注意情報」の発令や、各地で大きな被害を出した台風10号、そして局地的な大雨など、今年も様々な災害が発生しています。これを機に赤ちゃんのいる家庭として防災対策について、妻と話しました。そこで今回は、話し合うにあたり調べたことや実践していることなどをシェアしたいと思います。
基本的には在宅避難
大人もそうですが、赤ちゃんにとっても環境が変わると強いストレスがかかります。また、避難所はプライバシーの確保が難しく、妻の授乳をどこで行うのか? 赤ちゃんの泣き声が回りの方の休息を妨げないか? など様々な心配ごとがあります。そのようなことを勘案すると、赤ちゃんの防災は、基本的には在宅避難が良いのかなと考えています。
幸いにして、自宅は水辺から遠く、地盤をしっかりしており、ハザードマップ上、気になるところはありません。もっとも災害の種類や状況によって、すべての場合で在宅避難ができるわけではない、ということは肝に銘じる必要があります。
参考にすべき防災ノート
防災対策の基本を学ぶ上で、信頼できる情報源に基づいた準備が必要です。そこで役に立つのが、行政などが発行する防災ノートです。そこで。今回は、お子さんがいる家庭が防災について考える際、役に立つ防災ノートを2つご紹介します。
『あかちゃんとママを守る防災ノート』
内閣府が提供している『あかちゃんとママを守る防災ノート』は、その名前の通り、妊婦さんや小さいお子さんがいる家庭に特にフォーカスを合わせた防災ノートですので、非常に参考になります。赤ちゃん特有のニーズに対応した防災時に必要なグッズのチェックリストなど、防災の準備方法が具体的に記載されています。乳幼児がいらしゃるパパ・ママは一度目を通してみることをおすすめします。
東京都教育委員会の学年別『防災ノート』
東京都教育委員会のホームページでは、小学生低学年~高校生まで、子どもの成長に応じた防災ノートが用意されており、お子さん含めて家庭内で防災について話し合う際に、非常に役に立つ防災ノートだと思います。僕の家はまだ赤ちゃんなので、まだ使うことはありませんが。これから成長していく過程で、家族の中で活用していきたいなと感じました。
在宅避難を目指した防災対策
上でも書きましたが、小さい子どもや赤ちゃんがいる家庭にとって、避難所での生活は難しい場合が多いことから、僕たちの家族は、できる限り在宅避難を目指しています。だからこそ、自宅に十分な備蓄と防災用品を揃え、いざというときに自宅で安全に過ごせる環境を整えることが大切です。どのような準備をしたか、もう少し具体的にご説明します。
防災グッズの準備
防災リュックには、以下のものを入れておくことにしました。
- 赤ちゃん用のミルクや離乳食
- おむつ、ウェットティッシュ(お尻ふき)
- 哺乳瓶、使い捨ての食器
- 防寒具やタオル
『あかちゃんとママを守る防災ノート』にも書かれていますが、常備薬などに加えて、お母さんの健康をサポートするサプリメント・ビタミン剤なども入れておいても良いかもしれません。また、自宅に最低でも3日分の食料や水の備蓄があると良いとされます。
災害時の赤ちゃんの避難方法
地震や台風の際、赤ちゃんを抱えての避難は困難を伴います。だからこそ、自宅内での避難場所をあらかじめ決めておくことがポイントです。例えば、家具が倒れてこない部屋や、窓から離れた場所に赤ちゃんを避難させるのが望ましいです。また、もし自宅に避難することが不可能な場合には、地域の避難所に授乳やおむつ替えが可能なスペースがあるかどうかも事前に確認しておくと安心です。
心のケアも忘れずに
災害時は、物理的な安全だけでなく、家族全体の精神的なケアも大切です。赤ちゃんはもちろん、大人もストレスが溜まりやすくなるので、リラックスできる音楽や、赤ちゃんが安心できるおもちゃを準備しておくと良いでしょう。
まとめ
僕たちができる最初のステップは、まず防災ノートを参考にしながら、自宅の防災計画を立てることです。『あかちゃんとママを守る防災ノート』には、チェックリストもついているので、家族全員で一緒に確認してみてください。さらに、実際に防災訓練を行い、いざという時にスムーズに動けるよう準備を整えましょう。
災害はいつやってくるか分かりませんが、事前に準備をしておくことで大切な赤ちゃんを守ることができます。僕自身も、家族全員が安全に過ごせるよう、在宅避難を念頭に置いた防災対策を日々見直しています。みなさんも、ぜひ今日から自宅の防災計画を始めてみてください。
【参考URL】
内閣府『あかちゃんとママを守る防災ノート』
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/hinanzyokakuho/wg_situ/pdf/dai3kaisankou4.pdf
東京都教育委員会の学年別『防災ノート』
https://www.anzenedu.metro.tokyo.lg.jp/shogaku/
家選びのポイントを解説 ー家探しの5つのヒントー
こんにちは、やつてらレンです。働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
仕事が忙しく、しばらく更新をさぼっていました。。。
ところで、僕自身、いわゆる投資用不動産を持っていることもあって、ここのところ不動産関係の方と話すことが多かったのですが、家選び、住まい選びについて、色々な意見がありますよね。今回は改めて、僕自身が家を購入したときのことも踏まえて、住まい探しのポイントについて紹介したいと思います。
家選びの5つのポイントと優先順位
家を選ぶときに考えるポイントは究極的には次の5つだと思っています。これは人や用途によって、優先順位が違うだけで、自分が住むための家であっても、投資用不動産も同じ。家選びのポイントを僕が重要と思う順番に1つづつ紹介しますね。
①価格
最重要なのは「価格」です。せっかく、良い家を買ったのに、経済的に苦しくなると家族で楽しむことはできないし、もし返済が滞って、手放すことになった場合は、もはや悲劇ですから、価格ありきで考えるべきだと思います。
ローンを組んで買う方が多いと思いますが、銀行から家のローンとして借りられる金額は年収の6~8倍で、1年間の返済額は年収の20〜40%以内であることが一般的です。ただし、「ローンが組める金額=買っても大丈夫な金額」ではないことはよく言われることですよね。で、結局、いくらなの?というところだと思いますが、安全目に見て年収の25%つまり四分の一以内の返済額までのローンが理想であると説明するFPが多いです。ただし、これは一般論であり人によりけりで難しいところ。
本当の本当の理想は、不動産屋が紹介してくれるFPではなく、第三者的なFPに依頼して、ライフプランニングを行って、居住費に割ける支出を算定するのが理想です。もっとも、そんなことをすると費用も時間もかかりますので、簡易的に、FP協会や銀行がインターネット上で、ライフプランニングを作成するツールを提供しているので、それを用いて判断するのが良いと思います。
②エリア
最寄り駅から徒歩10分以内や、主要駅まで30分以内といった通勤や通学などの利便性が高い場所を選ぶと、生活が楽になります。特に子育て世帯なら、地域としての教育への関心の高さや子供と遊びに行ける遊園地や動物園などの施設への近さも気にしたいところです。さらに、東京都の小池知事は「こどもファースト」として育児支援が手厚いことで有名ですが、自治体の支援策なども意識すべきポイントと言えます。
僕の場合、実家も交通・買い物の利便性が高い大阪の主要駅近くということがあり、やはり同じような環境で家庭を持ちたいと考えていたため、いくつかの主要駅周辺に的を絞って家探しをしていました。
③ 間取り・広さ
例えば、リビングが広くて見通しが良いと、子どもが遊んでいる姿を見守りながら家事ができるし、家族全員がリラックスできるスペースが確保できますよね。ちなみに、広さに関して国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によると、4人家族の住まいの広さ(居住面積)は最低50㎡、理想は都市部で95㎡、それ以外の地域で125㎡とのこと。
価格のことも意識しつつですが、子供部屋は欲しいな、できれば95㎡あるといいな、などと考えながら、家探しをしていました。
④設備
キッチンが広いかどうか、トイレがいくつあるか、収納スペースが足りているかなど、家族の生活スタイルに合った設備が揃っているかも大切なチェックポイントですよね。特に、子どもがいる家庭だとキッチンや浴室が使いやすいかどうかは気になるところ。
僕の場合、「どうしても不満が残れば後からリフォームすればよい」と割り切って、ここは正直、妥協ポイントになってきていています。とはいえ、最近の新築は、ファミリー層は奥さんに決定権があるとよく理解しているのか、キッチンについてはそれなりに力を入れている家が多いように感じます。
⑤立地
最寄りのスーパーやコンビニまでの距離や、子供の学校・習い事の距離、また日が落ちてからの暗さ、そして家の隣地がどうなっているかなど、周りの環境が生活にどう影響するかも重要なポイントです。
良いエリアの地域だと、例えば墓場やごみ集積所などの迷惑施設がないものの、飲み屋街に近く騒がしいだとか、道路や線路など交通騒音が気になるところも少なくないところです。僕の家の場合は利便性とのトレードオフとして、割り切って、線路の近くの家(もっというと横)に住んでいますが、住んでみた結果、線路の近くの家はよくいわれるようなデメリットも確かにありますが、意外とメリットも多いような気がしています。(それは後述します)
なお、この5つのポイントですが、実のところ、価格、エリアや間取り・広さは、不動産検索サイトで調べられるので、それらの条件で絞り込みを行い、気になったら実際に現地に行って、立地や設備を見るという形をとる人が多数だと思いますので、優先順位といいつつ、普通の家探しのプロセスのような気もします。
線路沿いの家は止めた方が良い?
ちょっと、横道ですが、僕は線路の横に家を選びましたが、実際に住んでみて分かったメリットとデメリットを紹介したいと思います。
線路沿いの家のデメリット
・TVアンテナで受信できず、ケーブルテレビ必須(ケーブルテレビ派の人にとってはデメリットではない)
・やっぱり電車の音はある(ただし、駅から少し離れていてブレーキが利用されず、カーブもなく、さらに近くに踏切もないので、比較的静かな方のうえに、昨今の新築だと密封性が高く、最初から二重窓を装備していたおかげか、家の中で窓を閉めていると、実はクーラーの音の方がうるさいくらいで、そのうち慣れました)
・線路と車輪の摩擦で出る鉄粉が窓枠のレールなどに溜まるので、定期的に掃除が必要。
線路沿いの家のメリット
・線路沿いだと他の物件よりも価格が落ちることが多く、同じエリアでもかなりお得に購入できました(決算前ということもあり、当初の売り出し価格より2割強くらい値引きさせました)
・線路は事実上の空き地なので日当たりがとても良い
・家の前の道が線路と直角のため、家の前を車が通らず、子どもが飛び出しても安全という安心感があります
・線路にも電灯があり、電車も通るので、夜も暗くならない
もちろん、諸々の条件によってかわると思いますが、線路沿いの物件を食わず嫌いするのは非常にもったいないと感じます。
資産価値のある家を購入したい?
個人的な意見ですが、家の資産価値はたしかに意識したいポイントですが、自分たちが住む家に積極的に求めるものではないと思います。
なぜならば、家の資産価値というのは、長いスパンではあるものの、変化していくからです。例えば、郊外のニュータウンは、現在、高齢になって年金生活されている方々が現役であった頃は、資産価値のある地域でした。ところが今では都心回帰で、若い人が流出する危ない地域として意識されることはあっても、資産価値が高い地域として話題になることは少ないでしょう。
また、資産価値があったとしても含み益をどのように取り出すのかが問題になります。愛着のある家を、簡単に手放せるのか? 住みかえるにしても、エリア全体の資産価値が上がっている場合、同じエリアに住み替えられるのか?と疑問が残ります。
もちろん、転々と住まいを変えることが可能なDINKsの方や、最初から、転売を繰り返すことを志向する「ヤドカリ投資家」であれば、資産価値を意識して、家を買い、数年後に売却する戦略は理に適っています。ただし、子育て世帯の場合、子育てが終わる、20年後の資産価値を見据えて購入するというのは、なかなか現実的ではないように思います。
なお、さらにつけ加えると、エリアや家の資産価値が上がるということは、その分、固定資産税が上がるということを意味します。僕の知り合いの中には、「年金生活になり、終の棲家として買ったのに固定資産税がどんどん上がっていく。資産価値が上がる家というのも、厄介なものだよ」と嘆いている方もいるくらいです。
まとめ
家を選ぶときには、まずは自分たちの生活スタイルや将来のことをしっかり考えて、無理なく暮らせる家を見つけることが大切です。僕は無理のない価格をまず決めて、エリアと広さを重視し、家族みんなが安心して暮らせる家を手に入れることができました。ぜひ、これから家を選ぶ人も参考にしてみてください。
勉強にご褒美はダメなのか? 経済学と心理学の視点から考えてみる
こんにちは、やつてらレンです。働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
今回は「勉強にご褒美をあげるのはダメなのか?」というテーマで書いてみたいと思います。僕の子ども時代、よく親に「ドリルが終わったら、ゲームをしても良いよ」と言われた気がします。あまり親も深く考えていなかったと思いますが、これは完全に、ドリル(勉強)とゲーム(ご褒美)が紐づけた言い方ですよね。
一方で、勉強にご褒美をあげることに違和感を覚えている、パパ・ママも多いかと思います。そこで僕なりに調べたことや考えを共有したいと思います。
ご褒美は勉強の動機付けとしてどうなの?
勉強にご褒美をあげることに違和感を覚えているパパ・ママは、自分のためのお勉強に、ご褒美という外的な動機付けを用意することのモヤモヤがあるかと思います。実は、経済学的な視点から見ると、ご褒美は非常に効果的な動機付けの手段です。
経済学では、人はインセンティブ、つまり報酬によって行動を変えるとされています。例えば、仕事を頑張る理由の一つは給料がもらえるからですよね。それと同じで、子どもも「勉強を頑張ったらご褒美がもらえる」ということを知れば、モチベーションが上がる可能性があります。短期的には、特に効果的です。
でも心理学的にはどうなの?
一方で、心理学の視点から見ると、外的動機付け、つまり外から与えられるご褒美による動機付けには慎重であるべきだと言われています。外的動機付けに頼りすぎると、子どもは「ご褒美があるから勉強する」「勉強は、ご褒美をもらうためのコスト」という考え方に陥り、勉強そのものの楽しさや意義を見失ってしまう可能性があると指摘されています。極端な話、ご褒美がないと勉強しない、ということになってしまいます。
なお、教育における動機付けについては、エドワード・L・デシ教授の著作に詳しいので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
僕が考える理想のご褒美の使い方
これまで見た通り、経済学と心理学で、ご褒美について相反するような見解が出てきました。つまり、全くご褒美をあげない方がいいというわけではないものの、あげすぎても良くないという事でしょう。
さて、ここからが僕の持論ですが、ご褒美は「きっかけ作り」としてよいと思います。
例えば、苦手な科目でテストの点数が振るわない子供に「テストで目標点を達成したら好きなおやつを買ってあげる」と約束することで、“苦手だから勉強したくない”から“苦手だけど、ご褒美があるから勉強してみる”に意識が変わる可能性が高いです。また、ご褒美をきっかけとしてチャレンジしてみることで、苦手意識が緩和されれば、報酬がポジティブな効果を上げたと評価できるでしょう。
また、「毎日30分間勉強を続けられたら、週末に映画を見に行こう」というように、勉強の習慣化を促すご褒美も効果的です。
なお、お子さんにご褒美を与える際は「成果」ではなく、「努力」で評価してあげるのが良いかと思います。「テストの点数」を直接の指標にする場合も、「テストで良い点数が取れるように努力したもんね」だとか「良い点数をとるために、必要な努力ができたと思う?」「点数は目標に届かなかったけど、頑張ってはいたもんね」という形のフィードバックが良いと思います。
社会の仕組みとしてのご褒美
考えてみれば、僕たち大人だって、仕事を頑張った後のボーナスや成果に対する報酬でモチベーションを保っている部分があると思います。社会の多くの仕組みが、成果に対する報酬で成り立っていますよね。だから、子どもにとっても、頑張った後のご褒美はモチベーションを高める手段として自然なものなんです。ただ、一方で、大人(ビジネス)は成果主義、子供(学業)はプロセス重視というギャップがあります。
ところで、受験は合否判定という形で結果がものを言います。つまり、“成果主義”なのです。中学受験を検討されているパパ・ママは、勉強としてのプロセス重視と受験生としての成果主義のギャップをどう子供に腹落ちさせるかが、ある意味、お受験の最大の壁だと思っています。
まとめ
ご褒美を勉強の動機付けに使うことには、経済学的には効果があり、心理学的には注意が必要だと言われています。しかし、適切な使い方をすれば、勉強のきっかけを作ったり、努力を評価したりする素晴らしい手段となります。ご褒美をうまく活用して、子どもの学習意欲を高めてあげましょう。
統計データで共働き世帯と専業主婦世帯の家事・育児時間を比較してみる
こんにちは、やつてらレンです。働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
共働き世帯と専業主婦世帯では、家事や育児に費やす時間が大きく異なりますよね。共働き世帯にとっては、限られた時間をどう効率的に使うかが大きな課題です。とはいえ、どれくらい差があるのか、実際の数字として、その差を考えたことがないなと思い、今日は統計局のデータを使って、そんな共働き世帯と専業主婦世帯の家事・育児時間を比較してみました。
共働き世帯と専業主婦世帯の家事・育児時間比較
といわけで、さっそく、比較していきます!
家事時間の比較

まず、男性ですが、共働き世帯の方が、専業主婦世帯より、なんと1.5倍も伸びています。といっても、専業主婦世帯の男性が週で20分のところが共働き世帯34分ですが。大事なことなのでもう一度言いますが。この時間は「週」です。
一方で女性ですが、専業主婦世帯が3時間44分に対して、2時間37分と約1時間短くなっています。共働きであるがゆえに、時間的な制約があるのは仕方のないことかもしれませんが、一日でみると、10分弱程度の差しかないといえ、意外と差がないようにも感じます。
※ちなみに、この家事時間には「買い物」の時間は含まれませんのでご注意ください。
育児時間の比較

育児時間の比較ですが、こちらは女性から見ていきます。
専業主婦世帯の女性は4時間56分に対して、共働き世帯は3時間24分と約1時間半、短くなっています。一日単位にするとざっくり13分ほどでしょうか。
次に男性ですが、専業主婦世帯が1時間6分に対して、共働き世帯は1時間3分とあまり差がありません。
共働き世帯と専業主婦世帯を比較した考察
よく言われることですが、家事の時間は専業主婦世帯でも共働き世帯でも極端に女性によっているのが明らかです。もちろん、ここでいう共働き世帯は女性がパートなどの時短労働者の可能性もあることにも注意が必要ですが。
僕がすこし意外に感じたのは、男性は専業主婦世帯でも共働き世帯でも育児の時間にあまり差がない点です。これはいろいろな解釈ができるかもしれません。例えば、共働き世帯においても、パパが子供に対して父親として接する時間がある程度は確保できているという言い方もできるかもしれませんし、逆に専業主婦世帯であってもパパが子供に関わる時間の確保が難しいのかもしれません。
いずれにせよ、共働き世帯の家事・育児時間の男女合計が7時間38分に対して、専業主婦世帯の男女合計は10時間6分と2時間半程度の差があり、これを共働き世帯のパパ・ママはどのように埋めていくのか? 世間のパパ・ママはどう埋めているのか?が気になるところです。
共働き世帯が対応する方法3選
これまで見た通り、共働き世帯は専業主婦世帯に対して、週で2時間半も家事・育児時間が少ないですが、それをどうカバーするのかが課題です。というわけで、いずれも月並みな方法ですが、紹介していきます。
家事の効率化・アウトソーシング
限られた時間で子供と接する時間を増やそうとすると、家事にかける時間を減らすしかないでしょう。そのためには、ありきたりですが、家事の効率化とアウトソーシングが必要なのでしょう。例えば、食洗器やロボット掃除機のような時短家電や家事代行などのアウトソーシングサービスを活用する方法です。ただこれは、時間をお金で買うことでもあり、経済的な負荷があることも理解する必要があります。
育児の質を高める
育児時間が短いからといって、子どもと過ごす時間の質が落ちるわけではないでしょう。短い時間でも、子どもとのコミュニケーションを大切にし、濃密な時間を過ごす、時間を比較的確保しやすい土日は家族でおでかけして思い出つくりを意識する、といったことも大事かと思います。
以前、子育て世帯の住まい探しのポイントを紹介した際に、文化施設(例えば、映画館や動物園、美術館など)やレジャー施設など家族で過ごせる場所へのアクセスが容易なことが大事であると指摘させていただきましたが、やはり、大事なポイントだと思います。
親族の協力を仰ぐ
僕の場合は、妻側の実家と比較的良好な関係を築けており、また、近いというわけはないですが、遠いというわけではない距離(在来線で1時間くらいの距離)ですので、例えば一泊二日などで子供を預けることも考えることが可能です。
とはいえ、晩婚化の中で、おじいちゃんおばあちゃんが「孫育て」ができるほど体力や経済的余裕がないかもしれませんし、逆に育児方針に口出しされて、うっとしいと感じる可能性もあり、実はジジババの協力というのは、理想ではあるものの、難しいところもあるかと思います。
まとめ
共働き世帯では、どうしても時間的な制約がついて回りますが、それをどう工夫して乗り越えるかがポイントです。効率的な家事の方法や、育児の質を高める取り組みを考えて、より良い家庭生活を目指していきましょう。
出典
総務省統計局統計『我が国における家事関連時間の男女の差』
育休中に資格取得したい!by嫁 ~資格選びから考えてみた~
こんにちは、やつてらレンです。働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
タイトルの通りですが、嫁が「育休中に資格を取得したい」と言い出しました。僕の嫁に限らず育休中は、子育てに専念しつつも、復帰後のキャリアアップに向けて資格を取得したいと考える方が多いですよね。せっかくなので、今回は、育休中や子育て中の資格取得について、すこし考えようと思います。
狙うべき資格:キャリアの方向性と難易度、ニーズを考える
育休中に限らずかもしれませんが、育休中に取得する資格を選ぶ際には、キャリアの方向性と難易度、そして資格のニーズを考慮することが大切です。特に育休中は、復帰後を視野に見ておられるかと思いますが、非常に重要なことだと思うので、細かくご説明しますね。
キャリアの方向性に合わせた資格
事務職の方であれば「簿記」や「ビジネス実務法務検定」といった風に、職種との組み合わせとして違和感がないものが良いでしょう。これらの資格は、汎用性があり、スキルアップだけでなく、転職の際にも役立ちそうです。
また、さらっと書きましたが、育休後、今の職場に戻るのか、転職を考えているのかによって、目標とすべき資格も変わるかもしれません。
ところで、これは少し脱線話ですが、調べてもらうとわかりますが、人気資格であるファイナンシャル・プランニング技能士は、金融財政事情研究会と日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の2つの団体が認定試験を実施しています。どちらの試験を受けても国家資格として認められますが、試験区分が異なります。どの領域の知識を深めるかを検討して、試験区分、ひいては申し込み先を選択する必要があります。
難易度を考慮した資格選び
資格の難易度も重要なポイントです。育児をしながらの勉強はまとまった時間の確保が難しく、子供に大人の都合は関係がないので、予定通りに勉強が進まないことも多いでしょう。あまりに難しい資格に挑戦して挫折してしまうと、モチベーションが下がってしまうことも。そういう意味でも、これまでのキャリアと連続性があって、比較的取り組みやすい資格をターゲットにするのが良いように思います。先ほど紹介した「簿記3級」や「ビジネス実務法務検定3級」などは、育児の合間に無理なく学べる内容です。あるいは、「ITパスポート」も難易度が低く良いかもしれません。
ニーズの高い資格
最後に、資格のニーズを確認することも大切です。せっかく取得した資格が、実際にはあまり使われないものだとしたら、もったいないですよね。転職のためにとった資格が、転職市場で評価されない資格だったら、もはや悲劇です。しっかり調査しておくべきです。
最近では「プログラミングスキル」や「デジタルマーケティング関連の資格」なども注目されていますよね。これらのスキルは、在宅ワークでも活かせるので、子育てと両立しやすい点もメリットです。「基本情報技術者試験」や「ウェブデザイン技能検定3級」などが該当するでしょうか。ちなみに(新卒採用や未経験採用であれば、ともかくとして)「ITパスポート」はすべての社会人を対象にしたものであり、IT業界では基本的には評価されないものになります。
公的支援:教育訓練給付制度の活用
資格によっては、独学でも十分取得可能ですが、やはり一定以上の難易度のものだと、独学より通信教育などを活用することがおすすめです。というのは、やはり資格の学校の先生は、重要なポイントを中心に効率よく教えてくれるからです。また通信教育であれば、自分のペースで進めることが可能です。
ただ、通信教育を利用すると、どうしてもお金がかかります。
そこで登場するのが、教育訓練給付制度です。この教育訓練給付制度は、雇用保険被保険者(産休・育休中でもOKです)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部を支給してくれるという、キャッシュバック制度のようなものです。例えば、一般教育訓練は20%の補助となっているので、10万円の通信教育で2万円が支給されます(研修の位置づけによって、補助率が変わっており、最大でなんと50%になります)。2回目以降の利用は前回利用から3年経っている必要があるなど諸条件がありますが、厚生労働省のサイトなどで手続き方法含め確認できますので、ぜひチェックしてみてください。
家族の協力が成功のカギ
改めてお伝えすることではないのかもしれませんが、子育て中に資格を取得するには、やっぱり家族の協力が不可欠です。資格取得に向けて勉強する時間を確保するためには、パートナーやほかの家族とよく話し合い、お互いの負担を分担することが重要です。
例えば、週末の数時間を勉強に充てるために、パートナーに子供を見てもらったり、家事を分担したりする、勉強時間の確保に向けた譲り合いが必須でしょう。これは単なる家事の押し付け合いではなく、家族全員が家族の誰かの目標に向かって協力し合うことで、家族の絆が深まる効果もあるでしょう。子供は親の背中を見て育つ、という言葉がありますが、勉強する親の姿をみて、子供も勉強に取り組んでくれるかもしれません。
まとめ
育休中に資格を取得することは、今後のキャリアに大きなプラスとなります。ただし、無理をせず、自分のペースで進めることが大切です。キャリアの方向性に合った資格を選び、教育訓練給付制度などのサポートを活用しながら、家族の協力を得て目標を達成しましょう。これから資格取得に挑戦する皆さん、ぜひ頑張ってくださいね!
手前味噌ながら、僕自身、昇給昇格に公的な資格が必要とされるIT企業にいたこともあり、PMP(Project Management Professional)や応用情報技術者、行政書士といった、それなりに”強い資格”をすでに持っていると自負していますが、FP3級しかないところを2級にレベルアップするなど、これを機になにか目標を決めて、妻とどちらが先に資格を取れるか競い合っても良いかなと思ってます。
〇〇なら確かに大学に行く必要はない ~大学に行く意味ってなに?と聞かれたら~
働くパパの子育てブログへ、ようこそ!
会社の先輩の子供(中学生のようです)が“ネット論客”の言葉を真に受けて、「大学に行く理由がない」「大学に行く意味はない」と言い出したようで、頭を痛めているようです。
たしかに、Microsoftのビル・ゲイツや、Appleのスティーブ・ジョブズも大学中退ですね。日本だと、ホリエモンこと堀江貴文も東大中退ですね。こうした著名人も、大学に行かないで良い理由に取り上げる方が多いですね。
親が大学に行かせたい理由
パパ・ママが子供を大学に行かせたい理由は、端的に言えば、就職に有利になるからではないでしょうか。大学卒業以上を募集条件としている会社が少なくないことは、改めて、お話しする必要もないでしょう。
現在は、新卒採用された会社で一生働くという風潮ではないですが、キャリアというのは「地層」のようなもので、次の会社に行くにも、これまでの経験が問われます。最初の一歩目、新卒で入った会社の影響は小さくなく、そういう意味でも、やはり就職に学歴の影響は軽視できないと思います。
つまるところ、親が子供に大学に行ってほしい理由は、経済的な自立・成功を願ってではないでしょうか?
安定して稼げる見込みがあるなら大学に行く必要はない
裏を返せば、すでに生計を立てられる見込みが立っているならば、たしかに大学に行く必要性は低いのではないでしょうか。
例えば、ビル・ゲイツは大きな利益こそ上げられなかったと言われていますが、高校生の頃には、交通量計測システムの開発に取り組みビジネスをスタートさせていました。堀江貴文も、大学在学中に起業しています。
実は、僕のまわりにも大学中退の方がいらっしゃいます。その方はWebディレクターで、会社役員でもあります。お話を聞くと、在学中にWeb業界で働き始めたところ、仕事が忙しくなってしまい、大学に行く暇がなくなってしまったそうです。そのため、そのまま辞めてしまったとのこと。
3人とも、大学を卒業する以前に経済的な自立について、目途が立っていた、と言えます。たしかに、それならば「敢えて大学を卒業する意味」はないと言えるでしょう。
ちなみに、スティーブ・ジョブズは大学中退ですが、自らの意思で中退した後も、興味のある授業に潜り込んで聞いていたそうです。大学中退者であるものの、大学に行くこと自体を否定していなかったといえます。
まとめ
大学に行く意味について考えてみました。改めてですが、大学は経済的な自立を得るための「手段」といえ、すでに、経済的な自立を得ている者には不要と言えると思います。
逆に言えば、持たない者に武器を与えてくれるのが、学歴であり、有効活用すべきものだと思います。
これもまた、僕の知り合いの話で恐縮ですが、東大卒の鍼灸師から「鍼灸師になるには東大である必要がないし、鍼灸大学ではないから、別に教育を受ける必要があり、むしろ不利といえる。だけれど、東大卒という肩書は、様々なチャンスを提供してくれたので、やっぱり良かったと言える」という趣旨の言葉を聞いたことがあり、この言葉はその通りだなと思います。